深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテル建築設計コンペ

深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像

深セン経済特区開発グループ主催の深セン市小梅沙新海洋水族館・ハイエンドリゾートホテル建築設計コンペにおいて、佐藤総合計画と乃村工藝社JVの計画案が最優秀案として選出されました。

当選までの経緯

書類審査期間:2017年11月8日~2017年11月28日
70者(うちJV50者)の応募から書類審査を経て、一次指名6社が選ばれました。

一次 指名設計事務所(6社)

  1. LEESER Architects(アメリカ)
  2. Nieto Sobejano Arquitectos GmbH(スペイン)
  3. 佐藤総合計画・乃村工藝社JV
  4. Zaha Hadid Architects(イギリス)
  5. GMP International GmbH & 同済大学建築設計研究院(集団)有限公司(ドイツ+中国)
  6. 深セン市欧博工程設計顧問有限公司 & VASCONI ARCHITECTES by Thomas (中国+フランス)

概念方案設計期間:2017年12月6日~2018年2月7日
専門家による審査会により、二次指名 3 社が選ばれました。

二次 設計事務所(3社)

  1. LEESER Architects
  2. 佐藤総合計画・乃村工藝社JV
  3. Zaha Hadid Architects

概念方案深化設計期間:2018年2月14日~2018年3月30日
クライアントからの意見を反映する形で上記3社が方案深化設計を行い、佐藤総合計画・乃村工藝社JVが最優秀案として選ばれました。

1st Prize
佐藤総合計画・乃村工藝社JV
2st Prize
LEESER Architects
3st Prize
Zaha Hadid Architects
深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像
深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像

設計コンセプト1

「南シナ海を巡る海流のように回遊するデッキ」

この施設は新海洋水族館を中心に研究棟やハイエンドリゾートホテルなど5つの施設からなり、各施設の機能的な連携と、地下鉄新駅から予想される多くの観光客のスムーズな動線処理が最も重要な要素でした。
水族館のテーマでもある南シナ海を循環する海流のように敷地全体に回遊性をもったペデストリアンデッキを設けて各施設を結び、小梅沙エリア全体のアクティビティを活性化する計画としました。
このデッキは海と山々をも結びつけ、自然を身近に感じるエコロジカルなネットワークにもなります。

深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像

設計コンセプト2

「新海洋世界(水族館)白い巻貝のように輝く螺旋状の水族館」

それぞれ別の施設として求められていた3つの水族館(南シナ海テーマ館、太平洋テーマ館、極海テーマ館)を、螺旋状に重なり合うようにひとつにまとめました。強烈なインパクトを持つ外観と展示のテーマがひとつになり、小梅沙エリアを象徴するアイコンとなることを狙っています。
3つのテーマ館をひとつにまとめることは、天候に左右されない鑑賞動線の確保や、水族館の特殊設備や管理研究部門の一元化によるコストダウンという機能的、合理的メリットだけでなく、展示の複合化による多様な演出効果や建築としての象徴性が高まり、水族館のもつポテンシャルを最大限に引き出すことができると考えています。
この螺旋状に重なり合う建築の形状を実現するため、構造やファサードエンジニアリングにはARUPの協力を受けています。

深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像
深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像
深セン市小梅沙海洋水族館・ハイエンドリゾートホテルのイメージ画像

設計コンセプト3

「ブルーホール水槽と世界初のドーナツ型エレベーター」

3つのテーマ館を螺旋状に配置することで生まれた中央部の大きなボイドは、白く光る外観とは対照的に、深淵の海底洞窟のように暗い空間としました。
中央には直径20m、高さ15mの巨大な円筒型の水槽が鑑賞者を迎え入れます。
南シナ海に存在する世界最深と言われるブルーホールをテーマにしたこの水槽は、その中心に100人あまりを運ぶドーナツ型をしたエレベーターを取り込んでおり、あたかもブルーホールをダイブしているような錯覚を来訪者に与えることになります。
このように、内側と外側の両方に水槽を見ることができるエレベーターは世界で初めてのものです。