深圳小梅沙エリア新海洋世界(深セン水族館)・
ハイエンドリゾートホテル

都市のプレゼンスを向上させる仕掛けづくり

中国・深セン市は近年急速に発展を遂げているハイテク都市ですが、沿岸部はリゾート都市としての性格も持っています。本プロジェクトは、そうした最先端を行く都市の魅力に加え、観光を通じた新たな都市戦略の要として計画されました。

水族館とホテル、商業施設と敷地の内外をペデストリアンデッキで接続し、南シナ海を循環する海流のように回遊性を持たせる構成で、エリア全体のアクティビティの活性化を目指しています。

深セン市は南シナ海に面しています。この海流や、深センという都市が持つエネルギーやポテンシャルを建築の造形や空間構成に取り入れ、躍動感のある渦を思わせる造形を提案しました。渦型の造形は展示プログラムや観覧動線・サポート動線を取り込み、合理的な構造による空間構成と合わせて「建築・構造・展示プログラムの同時性」を実現するための形状でもあります。

深淵の海底洞窟のようなエントランスを抜けた先には、南シナ海にある世界最深のブルーホールをテーマとする巨大な円筒型水槽が観覧客を出迎えます。ここを中心に、らせん状につながる3つのテーマを持った巨大水槽へとアクセスできます。それぞれの水槽は環境エンリッチメント(動物福祉)もテーマに、新たな建築空間と展示の融合を目指しています。

施設概要

所在地
中華人民共和国深セン市
用途
水族館、ホテル、商業施設、研究所
構造
S、RC造
規模
地上14階、地下1階
延床面積
131,495m2
竣工
2021年12月予定

プロジェクトメンバー

糸瀬 賢司

  • 2010年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから実施設計まで担当

糸瀬 賢司

  • 2010年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから実施設計まで担当

機能と動線から導き出した形状ですが、象徴性も兼ね備えた水族館らしい建築になると思います。コンペから完成までの期間が相当に短いプロジェクトですが、これくらいが今の中国のスピード感。新しい都市戦略に寄与できることはワクワクする経験です。

辻 和之

  • 2016年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから実施設計まで担当

辻 和之

  • 2016年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから実施設計まで担当

世界から70者が参加したコンペに勝ち抜きました。特にザハ・ハディドの事務所を抑えて選ばれたのは特筆したいところです。海外の案件は大変なことも多いですが、世界のすごい事務所と戦えることは大きな自信にもつながります。

齊藤 誠司

  • 2017年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから基本設計まで担当

齊藤 誠司

  • 2017年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:コンペから基本設計まで担当

新人の頃にいきなりかかわったのがこの案件です。右も左もわからない中、まるで一つの都市を計画するようなスケール感に驚きながらも、プランを練り上げました。外部の専門家との協働も経験し、たくさんの学びを得ることができました。

林 映嵐

  • 2017年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:基本設計から実施設計まで担当

林 映嵐

  • 2017年入社
  • 東京第1オフィス第1設計室所属
  • 建築意匠:基本設計から実施設計まで担当

入社して初の案件が国際的な施設であることはとてもエキサイティングな経験でした。クライアントのスピードについていくのは大変なときもありますが、遅れてしまうとそれだけ取り残される。そういう緊張感をもって設計に取り組んでいます。

渡邊 朋宏

  • 1995年入社
  • 技術本部 構造設計室所属
  • 建築構造:コンペから実施設計まで担当

渡邊 朋宏

  • 1995年入社
  • 技術本部 構造設計室所属
  • 建築構造:コンペから実施設計まで担当

シンボリックな形態であるということはそれだけ大胆な構造面からの提案が必要になります。ペデストリアンデッキが周辺に走り、中央には巨大な水槽がある。こうした構造を支えるために、解析を繰り返しながら検討を進めました。

下城 宏文

  • 1989年入社
  • 技術本部 環境設計室所属
  • 環境・機械:コンペから実施設計まで担当

下城 宏文

  • 1989年入社
  • 技術本部 環境設計室所属
  • 環境・機械:コンペから実施設計まで担当

水族館で重要なのは観覧客に加え、そこで飼育されている動物たちです。巨大な水槽がある施設ならではの設備計画のあり方について何度も議論を重ね、ダイナミックな展示と動物たちの過ごしやすさが両立できるよう腐心しました。

フォト & プロジェクト詳細