佐藤武夫ギャラリー

作品集

福岡県文化会館

佐藤武夫のことば

この文化会館の設計をお引き受けして、これは単なるそれらの内容の容れものとしての建物であっては足りない、建築自体が福岡県文化の象徴であらねばならない、そう考えました。既に出来ている市民会館と調和をそこなうことなく、むしろ快いコントラストを保ちながら、近い将来公園化される周辺一帯の環境を心に描きながら構想をまとめていったのです。書庫を立体化して高塔にしつらえたり、大きな外壁を遮音上無窓に試みたりしたことは、そうした造形上の意図が絡んでいます。また建築に彫刻や壁画の参加を願ったのも、同じ考えに出発しています。
(佐藤武夫 設計上の根本となった構想 文化会館パンフレット1964年)

設計コンセプト

1964年に図書館と美術館部門を持つ複合施設として計画され、現在は全面改装を経て1985年より福岡県立美術館として運営されている。高さ50mの塔は収蔵庫(もとは書庫)の機能を持つ。騒音対策のため無窓となった外壁を飾るタイルの装飾パターンは、筑紫結城や博多帯などの土地に馴染みのある織物をデザインモチーフとしており、竣工当時のまま現在も活かされている。

福岡県文化会館の詳細情報

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所在地
福岡県福岡市 [ map ]
規 模
8F/B1F
竣工年
1964/01
延床面積
7,199m2
構 造
SRC, RC
用 途
図書館
受賞歴
1966年 建築業協会賞