佐藤武夫ギャラリー

作品集

北海道開拓記念館

佐藤武夫のことば

実はポンペイの壁画からのヒントもあって、その建築の絵に見える柱がまことに細いんだけどおそらく当時の石造ではできない。それを彼らは理想としていたんだな。普通のプロポーションで必要かつ充分な鉄筋コンクリートの柱なんかでやったんじゃつまらない。煉瓦のマッスを強調するために、思い切りコントラスト上細い列柱にしたわけです。そういうフィクションを僕は容認しているし、うまく使いこなすのがデザインだというふうに思うんですよ。
(佐藤武夫 建築画報 1971/06)

設計コンセプト

明治以来の北海道開拓の歴史と未来をテーマとした展示室を中心とし、その資料の保存及び研究の機能を持つ施設である。単純な正方形の平面を持つ一塊のマッスで構成し、その巨大な壁面による量感を強調することにより、先人達の偉業を想起する記念性を強く打ち出した。同時に、純化されたスカイライン及び煉瓦のもつテクスチャーと色調とが周囲の自然環境に調和するように願った。配置計画は寄りつき道路終点と、高さ100Mに及ぶ百年記念塔を結ぶ一辺を底辺とする正三角形の頂点を記念館の中心と定め、公園施設一体が記念性を打ち出すことを意図した。

北海道開拓記念館の詳細情報

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所在地
北海道札幌市 [ map ]
規 模
3F/B2F
竣工年
1970/01
延床面積
12,623m2
構 造
RC, SRC, S
用 途
博物館, 多目的ホール
受賞歴
2002年 JIA25年賞
1973年 日本建築学会賞
1972年 建設業協会賞